春はあけぼの・・・
ジョギング
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
四季の中で、最も彩りがあって生命力溢れる季節。少しピリッとした空気の残る、太陽が昇る前の早朝から、休日の日課であるジョギングに出かけた。
昨日の福岡は、強風警報が出るほどの春の嵐が吹き荒れ、満開となっていた桜もかなり散っていると思っていながら出発した。
いつもののジョギングコースは、福岡でも桜の名所で有名な福岡城址舞鶴公園と大濠公園だ。
大濠公園は1周2Kmの周回できる公園。多くの人がジョギングやウォーキングを楽しみ、ラジオ体操や太極拳を楽しんでいるグループいる。
私は、1周はジョギングで体を動かし、1周はウォーキングで池でのんびり浮かぶ鴨や周りの景色を楽しんでいる。
この季節は公園の花壇にはチューリップが植えてあった。
最近の品種なのか、チューリップの花弁に2種類の色が入っている。
池に浮かんでいる白鳥型のボートと色鮮やかなチューリップ。まだ少し早いのか、しっかりとしまった蕾が爽やかな印象を受ける。
大濠公園と舞鶴公園は隣接していて、舞鶴公園側は黒田如水が造った福岡城の跡ということもあり、桜や梅の樹が大きく歴史を感じる。
春の早朝の空気と大きな広場での両脇に咲く満開の桜、そこをジョギングする人やスマホで写真を撮る人。三脚と一眼レフカメラを構える人もいた。ここを歩いていくと、福岡城跡の桜が迎えてくれる。福岡城は天守閣はないものの、石垣や門が残っている古城跡だが、その敷地は広くて桜もたくさんあり、満開になっている桜を見ていると写真を撮ることに夢中になり、ジョギングで体を動かすことを忘れてしまう。
そんな、花は咲乱れ、暖かい風が心地よく感じる春は一年で最も気持ちいい季節。
のはずだが・・・
そんな、春の息吹の生命活動のおかげで、人体にいろんな影響が出てしまう季節でもある。
私もごたぶんにもれず、花粉による影響が最も出ているこの季節・・・です。コロナが出る前から、この時期はマスクのお世話になり、薬を欠かさず飲まないといけなくなって、もう25年くらい。
こんな素晴らしい季節を、手放しで楽しめる時が来るのでしょうか。