世界シェア3割!の石見銀山
元湯 泉薬湯
今日、3月25日(月)は、日本一周の旅に出て6日目の朝を迎えている。3月の早朝は、吐く息も白く浴衣1枚で出歩くにはちょっと早い。朝の6時に目を覚まして朝風呂に入りに行く。温泉津温泉の外湯の一つ『元湯 泉薬湯』で朝湯に入って、温まった体に肌寒い外の空気が心地いい。温泉津温泉の大正時代を思わせるような建物や町の雰囲気の中を散歩して、体と心もほぐして今日をスタートさせよう。
今日のスタートは、竹籠入りの朝食弁当を頂きながら、『石見銀山』を目指していく。温泉津温泉からは湯里ICから仁摩・石見銀山ICまで山陰自動車道にのって、県道31号線で石見銀山に入っていく。
石見銀山周辺の観光スポットへは、車両の立ち入りが規制されているので、『石見銀山世界遺産センター』で車を停めて、バスで『石見銀山公園』へ入っていくのが一般的のようだ。『石見銀山公園』でレンタサイクル(電動アシスト付き)を借りて、石見銀山の坑道の入り口『龍源寺間歩』へ向かっていくのあすすめらしい。およそ2.5kmのなだらかな登り道(帰りは下り)なので、のんびり歩きながら江戸時代の頃に思いを馳せるのもありなのかもしれない。
今回は、おすすめコースを観光していくことにした。
龍源寺間歩
まずは実際の坑道に入ることができる『龍源寺間歩』だ。公開されているエリアは入り口から160メートルくらいだが、全体としては約600メートル程の長さがある。有料で整備されているので、見ごたえはばっちりだ。運が良ければガイドさんの案内で、当時の銀山の様子を聞くこともできる。坑道に残されたノミの跡などから、当時の坑夫が岩盤をノミで削って採掘している様子がわかる。また、当時の坑夫の平均寿命は30歳くらいと言われている。坑道の粉塵や明かりとして使われていた油の煤などを吸って、肺の病気を患っていたとの話だ。
大森地区町並み
『龍源寺間歩』から、再びレンタサイクルで旧市街地エリアへ向かっていく。ここは石見銀山の最盛期には20万人が住んでいたと言われる町だ。当時の古民家が保護されているのか、古民家を使ったカフェも多くあり、カフェ目当ての観光客も多いようだ。中でも『群言堂』は東京にも進出している有名なカフェだが、その独特な空気感とゆったりとした時間の流れに癒やされていく。町の雰囲気は、江戸時代のように電信柱もなく、当時の建物や土間、建具や板材も磨かれて独特の空間を醸し出している。
ここも約800メートル町並みだが、当時の様子が再現というより、よく保存されており、体のDNAが覚えているのか懐かしく感じてしまう。
石見銀山世界遺産センター
約2時間くらいで、石見銀山エリアの観光をする事ができたので、世界遺産センターの見学をしていくことにした。
ここでは、実際に見てきたところを展示資料で詳しく確認することができる施設となっている。銀山や当時の採掘方法や暮らしなどの展示があり、石見銀山を復習することができた。実際に石見銀山に行く前に予習として見ておいたほうがいいのかもしれない。
ちょうどお昼の時間になってきたが、「国立公園三瓶山」までは我慢しておこう。きっといい事があるはずだ。
※このブログは全て妄想です。というか願望を込めて実際にできればいいと思って妄想しています。全てフィクションですのでご容赦ください。