城崎温泉の楽しみ方 最終話
さぁ〜『但馬牛』目指して歩いて行きましょう。
と、その前に『但馬牛』を少し紹介していきましょう。
但馬牛
『但馬牛(たじまうし)』とは、兵庫県産 黒毛和種の和牛の事をいいます。
その『但馬牛(たじまうし)』から取れた牛肉で、神戸肉流通推進協議会による基準を満たしているものを『但馬牛(たじまぎゅう)』というブランドで販売されています。
牛の品種とブランドの名前が同じという事ですね。
日本で有名なブランド牛『神戸ビーフ』や『松坂牛』などは、神戸牛や松阪牛という品種からとれた牛肉ではありません。
『但馬牛(たじまうし)』などの子牛を、神戸や松坂などで肥育して育てた牛からとれた牛肉で一定基準を満たしたもの『神戸ビーフ』や『松坂牛』と呼ばれて販売されているので、少し違いますよね。
そんな『但馬牛(たじまうし)』は、歴史も古く約1200年前に編纂された『続日本書紀』にも記述が出ています。
また、但馬地方の峻険な地形から、他の地域の牛との交配が進まず、純血を守ってきた由緒正しい牛といえます。
但馬牛の肉質は、遺伝的な特徴と生育環境から「小ザシ」と言われる「サシ」が入りやすい事です。
また、脂に含まれ「モノ不飽和脂肪酸」が多いと言われています。
そのおかげで、食べたときに鼻に抜ける芳醇な香りが良いとされています。
ちょっと、説明が長くなってしまいましたね。
それでは、お店に向かっていきましょう。
『いろりダイニング 三國
楽しみにしていたお店は、『いろりダイニング三國』さんです。
ここは、『但馬牛』の中でも、脂の融点が低い『但馬玄』のみを扱う但馬牛専門店です。
高級な『但馬玄』を、契約農家から仕入れているので、比較的リーズナブルな価格で、『但馬玄』を楽しむ事でできます。
今日は、ステーキのコースにします。
リーズナブルと言っても流石に但馬玄ですので、100㌘のコースでも6000円台からのスタートです。
部位などによっても違いがありますので、お好みの部位を食べていきましょう。
単品のアラカルトメニューもあり、ゆったりとお店の雰囲気の中で、ワインを飲みながらのんびりと楽しむのも、いいのではないでしょうか。
外湯で温泉を楽しんで、美味しい但馬牛を楽しんだので、宿に戻ることにしましょう。
ゲストハウス田木屋
この旅に出るまでは、ゲストハウスに宿泊することはありませんでした。
やはり予算を少しでも抑えようと思うと、少し我慢も必要と思ってゲストハウスへの宿泊を入れています。
でも、ここ『ゲストハウス田木屋』さんは、内装にもこだわりがあって、部屋の中はとてもきれいで、くつろげるお部屋になっています。
また、ゲストハウスの温もりや、他の宿泊者との交流などもあって、とても素晴らしい体験ができると思います。
明日は、丹後半島をぐるっと周って『伊根の舟屋群』を見て、『天橋立』『由良川橋梁』などを見ていきたいと思います。
『出石』や『竹田城跡』も行きたいところですが、復路のコースに入れて行きたいと思います。