デメキンの未来旅行

セカンドライフを楽しむ為に、いまからシミュってます。

老い

老いは急激に

私の日曜日は、家から単身赴任先の独身寮に帰るところから始まる。

毎週、お昼ご飯を食べて、家を出発するのがローテーションだ。

いつも、相方さんに駅まで送って貰って帰る訳だが、今日は、相方さんのお母さんが退院して戻って来られていることもあり、相方さんの実家に挨拶して帰ることになっていた。

相方さんのお母さん、世間で言う義母にあたる訳だが、前回、会ったのは今年のお正月に米寿のお祝いをした時だった。

その時は、普通に会話もでき、歩くのも普通に歩いて、階段を登って2階にある店で食事をしたり出来ていた。

ところが、今日、お会いしたお義母さんは、実家の居間で真っ暗にしたままで座り込んで、どこを見ているのか分からない状態で、焦点が合っているのかも分からない状態だった。f:id:demekin2021:20220403185419j:plain

2月くらいだったか、足が痛いと言うことで相方さんに連絡が入り、病院に連れて行って、自宅で日常生活が出来ない状態だったのでそのまま入院。検査やリハビリをしていくうちに、携帯電話にも出られない状態になり、認知症と思われる症状が出るようになってきた。

相方さんとお義兄さんが相談して、病院にいるより自宅に帰した方がいいという事になって、自宅を片付けたり介護の準備をしたりとすすめていき、ようやく退院できた訳だが、久しぶりに会ったお義母さんの変わり様に言葉を無くした。

相方さんやお義兄さんがいる中で、できるだけ会話をしてあげようと、言葉をかけていたが、以前どおりの反応が返ってこず、声の張りも無い。手の震えや様子を見ているとたった3ヶ月くらいでこれまで老いが進むのかと愕然とした。

いろいろと人によって、症状や様子は違うのだろうけど、老いというものをつくづく考えさせられた。

自分でもショックを受けたお義母さんの老いた様子だが、実の娘である相方さんが受けたショックは計り知れないだろう。

お義兄さんも「介護の現実を突きつけらた。」「ある日心が折れると言うのがわかる。」との言葉が重い。

自分にできることはあまり無いだろうが、相方さんの心をサポートすることを忘れない為にも、ここに綴っておきたい。