子供の卒業と親の介護
人生というのはうまくできているものだ。
日本の春は、卒業と入学のシーズンが真っ盛りだ。3月も下旬になると、サクラの開花が話題となり、InstagramやSNSはサクラの写真で満開となる。
ご多分にもれず私もサクラの写真をInstagramにあげ、ここのブログにも掲載したわけだが…
私も50歳を過ぎ、子供たちも、ようやく社会に出る準備が整いはじめ、やっと自分自身の人生を楽しめると思うようになってきたこの頃だが、なかなか思うようにいかないようだ。
「人生は常に修行なのだろう・・・子供の世話が終わると、親の介護が始まり出す。」
まだまだ、元気でいてくれる親だが、会社の同僚や同世代のお取引先の方と世間話をすると、しばしば、介護の話題になってくる。
「介護認定は、演技しないとダメだ」「ケアマネージャーさんには、よくしておかなきゃ。」
まだ、介護の経験がない私だが、そんな話題が多くなると、さすがに心配になってくる。私の親も80歳になり、耳が少し聞こえ難くなっているくらいだが、必ず介護をする時が来るのだろう。
さらに不安になるのが、自分自身が介護をしてもらう立場にもなり得るという事実。
子供たちに介護をしてもらう…なかなか現実は受け入れられないだろう。現実を受け入れる為の感情が残っていないかもしれないが。
「人は何故ボケる?それは死の恐怖を感じない為だ!」という話を真剣にする人もいる。
一つ言える事は、人生は常に修行だ。修行が終わった時に人生が終わる。
嬉しいのやら、悲しいのやら・・・