海から一番近い町 伊根町舟屋群
城崎温泉を満喫したので、ゲストハウスを早朝から出発して行くことにしましょう。
最初の目的地は伊根町です。
伊根町で情緒ある舟屋群の景色を見てみたいと思います。
早朝7時から出発して、府道49号線から国道178号線に乗って、丹後半島をぐるっと外周を周るルートで伊根町に向かっていきます。
城崎温泉からおよそ2時間程度で到着する予定です。
国道178号線にもいろいろと展望台や灯台、ゴジラ岩などもあって見どころはありますが、今回は国道をひた走ることにしました。
城崎温泉を7時前に出発して、伊根町には9時頃に到着しました。
伊根町
伊根町は丹後半島にある、人口およそ2000人程度の小さな漁師町です。
何を目的で行くのかというと、旅好きの読者の方はご存知と思いますが、1階が海と繋がっていて、船をいれるガレージになっていて、2階は簡易的な住居となっている舟屋が見られる事です。
通常、日本海側の町は、北側が日本海がありますが、ここ伊根町は、南側に伊根湾が広がっているのです。
しかも、伊根湾が三方が山に囲まれていて、厳しい日本海からの風を防いでくれています。
また、奇跡的にも伊根湾の出口に、青島という島が波を防いでくれているので、いつも波が静かで穏やかな海がひろがっているからです。
伊根にお住まいの方は、海側に舟屋、陸側に母屋の二棟で1つ住宅というのが定番なようです。
まだ、朝の9時過ぎなので、飲食店などは開いていないので、舟屋を海側から見ていくことにします。
伊根の遊覧船
舟屋群を海から眺めるには、もちろん船に乗るわけですが、伊根町には2つのタイプの遊覧船があります。
一つは少人数で湾内を遊覧する『海上タクシー』と定員が150名程度の大型の遊覧船で湾内をクルーズする『伊根湾めぐり遊覧船』です。
どちらも料金は1,000円なので、大きな差は無いと思います。『遊覧船』は30分おきに定期的に出発していますが、『海上タクシー』は電話で呼べば迎えに来てくれるなどの違いがあるようです。
およそ25分から30分のクルーズで、伊根湾から眺める舟屋や伊根町の人たちの暮らしを見ることができます。
クルーズの途中では、カモメの歓迎を受ける事ができます。
遊覧船と並走しながら飛んでいるカモメにスナック菓子などの餌やりをすることが出来るのです。
目の前まで飛んでくるカモメは、よく慣れているようで、空中に投げられたスナック菓子を上手にキャッチするカモメもいます。
子供さんたちは、大喜びですよね。
船から、伊根町の舟屋の全景を眺めたあとは、実際に伊根町を歩いて行くことにしましょう。